判明とは?/ ノーローン
[ 389] 研修医のバイト診療、病院に罰則…近畿の大量判明で : ニュース : 関西発 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
[引用サイト] http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20080603-OYO1T00478.htm?from=top
医師法で禁じられている臨床研修医のアルバイト診療をめぐり、厚生労働省が、今年度にアルバイトが発覚した研修先病院に対し、罰則として今後の研修医定員を削減することを決めた。近畿地区で昨年度に実施した調査の結果、34病院の研修医157人のアルバイトが判明したため、同省は対策の強化が必要と判断。定員削減は、研修医の数に応じて交付される補助金の減少や診療体制の縮小につながり、病院運営にも影響を与えそうだ。 医師法に基づく臨床研修医制度は基本的な診療能力の習得が目的で、医師免許取得後、国が指定する病院や大学病院などで2年間、内科や外科などの研修を義務付け、昨年度は全国で約1万6000人が研修を受けた。同法は研修への専念義務を定めており、別の病院でのアルバイト診療は認められない。 しかし、同省近畿厚生局が昨年度に近畿地区で行った調査では、同地区の研修医約3000人のうち大阪府内27病院の126人、兵庫県内6病院の30人、奈良県内1病院の1人のアルバイトが判明。大阪大付属病院が19人で最も多く、大阪市立総合医療センターと神戸大付属病院もそれぞれ14人だった。 大量違反の判明を受け、同省は再発防止策を検討。今年度以降、アルバイトが発覚した研修先病院に対し、違反者の人数に応じて次年度の研修医定員を減らすことを決めた。 今回の調査では、過去にアルバイト問題で同厚生局から厳重注意を受けながら新たにアルバイトが確認された兵庫医大病院など4病院が、国の補助金計3000万円を返還した。 同省は「病院が、研修医の管理指導を適正に行っていないとみなす。医師不足の中で、定員削減は病院にとって影響が大きく、研修医の管理を徹底するのではないか」としている。 厚労省調査で、近畿で最多の19人のアルバイトが発覚した大阪大病院では、内部調査に対し、研修医の大半が「先輩からの依頼が断れなかった」と説明。アルバイトが研修医の間で「慣習」として引き継がれてきたことをうかがわせた。 だが、研修医によるアルバイト診療は「未熟な医師が1人で当直して診察することで医療現場の安全安心を損なう」(同厚生局)という問題をはらんでいる。 「罰則」導入という同省の強い姿勢に呼応し、各病院も再発防止策を講じている。大阪市立総合医療センターでは、今回の調査でアルバイトが判明した研修医に研修の一時停止などの処分を科し、全員から「今後は絶対にしない」という誓約書もとった。 神戸大病院も、アルバイトの回数に応じて1〜3か月の研修期間延長の処分を行い、兵庫県内の357病院に対し、非常勤医師を受け入れる際に研修医ではないかどうかを確認するよう要請した。 |
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