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[ 332] 新学習指導要領でココが変わる！ 理科編【Benesse(ベネッセ)教育情報サイト】
[引用サイト] http://benesse.jp/blog/20080527/p2.html
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2008（平成20）年3月に告示された新学習指導要領。4月24日に発表された移行措置案が、そろそろ正式に決定事項として告示されそうです。今回は、理科のポイントを「進研ゼミ」で教科内容や指導法の分析研究を行っている教科マスターの解説で、シンプルにお伝えしていきます。 エネルギーという概念は、小学校から中学校、高校を通じて理科で登場し、さまざまな内容に関わる大変重要な概念です。ですが、中学理科で登場する「位置エネルギー」「運動エネルギー」「エネルギーの移り変わり」など、エネルギーそのものは直接目に見えず、とても抽象的で理解しづらいものです。 「風」や「ゴム」は、子どもたちが日々生活や遊びの中で体験できる身近なエネルギーのひとつです。風が吹いて髪がなびくと、風が物を動かすということを実感できます。「向かい風の時に自転車をこぐとなかなか進まない」ことがあります。これは、風がすごい力を持っている（＝エネルギーを持っている）ことを体感していることなのです。つまり、エネルギーを体感できる「風やゴムの働き」が加えられたことで、上の学年で学ぶ「エネルギー」と関係のある内容が、理解しやすくなるのです。 体験や経験をもとに、その上の学年で「エネルギー（物を動かしたり、物をあたためたり、明かりをつけたり、物を引きつけたりすることなどができる能力）」とはどのようなもので、どのような決まりや法則性があるのかなどを、実感を伴って考えられます。 このように、「内容の系統性」と「発達段階」を考慮して追加・変更された内容が、今回はたくさんありました。 ポイント2 科学的な思考力・判断力・表現力とそれらを的確に発揮するための言語力育成を目的とした学習活動 もうひとつのポイントは、「基礎的・基本的な知識・技能の習得」とそれを活用する「科学的思考力・判断力・表現力を育成すること」です。 現行の学習指導要領でも、小学校理科では問題解決の資質能力として、小3から小6まで学年別の目標が掲げられていました。この流れを受け継ぎながら、自分の考えを明らかにしたり、他者へ説明したりするための言語力の育成も重視されています。これには、実験・観察の結果を整理し考察する学習活動や、科学的な概念を使って考えたり説明したりする学習活動（活用する学習活動）を充実させる、という意図が込められています。 このように、理科の学習指導要領では学ぶ内容が増え、新しい目標も追加されましたが、大切なのは、子どもたちが科学を学ぶことの意義や有用性を実感し、科学への関心を高めていけることです。 そのためには、増えた学習内容をどのような学習活動を通じて定着させるか、どのように活用させるか、そしてどのようにその力を評価するのかが、今後の指導上の大きな課題になるでしょう。 この記事にコメントを投稿するためにはログインが必要です。コメントは編集部がルールに基づき確認してから掲載します。※掲載されたコメントは、あくまでも個人の意見や考えを基にしており、内容については編集部では保証できません。 新学習指導要領の記事について興味津々で見ています。来年から理科・数学ともに内容が増えてきますね。今度も様々な教育情報の記事を書いてください 理科離れと言われているので、変わったのかなと思います。理科はもっと実験の時間を多くすれば子供はとても興味を持つ教科なので、変更には賛成です。心配は学校でその時間が取れるのかということです。 わたしの理科の思い出は、何といっても実験です。理科室のにおい、普段は使わない実験道具、グループでの協力などなど。実験そのものの理論は難しくても楽しくて「理科が好き」になりました。小学生の夏休みの自由研究、、、今でも全国的に課題となっていると思います。理科の授業中に実験したことを発展させられたら素晴らしいと思います。実験の流れやまとめ方などのスキルを身につけるためにも、授業にはたくさん実験を取り入れてほしいです。 逆上がりが苦手な子も、もっと楽しみたい子も、保護者がどう手助けしたらより上達するかを国立大学附属小学校のベテラン体育教諭がわかりやすく指導。動画でお届けします。(03/31) 親野智可等先生が子どもの人間関係力を伸ばすためのロールプレイを動画でわかりやすく解説！(03/25) メンバー専用マイページ｜登録内容変更｜ポイント参照 ｜メール配信設定｜パスワード変更｜ログインID変更｜退会受け付け |
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