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[ 556] 現在のニコニコ動画におけるアニメ本編動画の視聴形態 - E.L.H. Electric Lover Hinagiku
[引用サイト]  http://d.hatena.ne.jp/y_arim/20080523/1211530619

ドワンゴは11日、同社子会社のニワンゴが運営する「ニコニコ動画」における著作権侵害動画への対応策を発表した。1)既存の著作権侵害放送番組動画はすべて削除すること、2)新規投稿動画の監視を行ない、著作権侵害放送番組動画については直ちに削除すること──の2点を示した申し入れ書を、テレビ局6 社に提出したという。
提出先は、日本放送協会(NHK)、日本テレビ放送網、東京放送(TBS)、フジテレビジョン、テレビ朝日、テレビ東京。ニワンゴが提出した申し入れ書に対して、11日までに各局より受領したとの回答を得た。ただし、今回の申し入れ書の提出により、ニワンゴと各局の間で著作権侵害対策で提携関係が成立したわけではないとしている。
ドワンゴによれば、ニコニコ動画ではこれまでも著作権侵害対策を強化してきており、テレビ番組の動画の投稿に対しても削除する対応をすでにとっているという。そのため、今回の“宣言”を機に一斉にテレビ番組動画の削除を開始するわけではないとしている。また、特にこのタイミングでシステムや監視体制を増強し、テレビ番組の著作権侵害動画を完全に排除する仕組みが実現されたということでもないという。
このとき、はてなブックマークでは、これは単なるアピールであって実態は何も変わっていない、もしくは変わらないのではないかという反応が多数見られました。実際には当時、すでに新作TVアニメの本編動画などはほぼ1日以内に削除されるようになっていたのですが。長期間残されていた『CLANNAD』なども後に削除されています。
そして4月クール開始以降、「著作権侵害放送番組動画については直ちに削除」されています。現在、深夜〜早朝にかけて放映直後のTVアニメ本編動画がアップされますが、ほぼすべての作品について、早ければ10分以内に権利者削除が行われます。何らかの監視がなされているものと考えられ、3月のプレスリリースは少なくともただのアピールではなかったことがわかります。
アップロードされる際には多くの場合、タイトルの偽装が行われ、一見しただけでは何の動画かまるでわからなくなっています。すでに削除されていますが、たとえば先々週だと「枕ッス」は『マクロスF』でしたし、「代打 堀井 背番号6」は『xxxHOLiC◆継』6話でした。場合によっては、まったく関係ない動画と本編動画を組み合わせて編集し、投稿するという高度な偽装も行われます。アップロード者ごとどころか動画ごとにまったく統一性のない偽装がなされるため、検索だけでこれらの本編動画を見つけ出すことは非常に難しく、ユーザはこの時間帯に数時間張りついて新着動画をチェックします(後述)。
これらの本編動画の情報はさらにコメントでやりとりされていて、あるアニメの本編動画に他のアニメの本編動画のURLがコメントで書き込まれたりします。タグで書かれることもありますが、「アニメ」などのカテゴリタグの使用は発見されやすくなるために控えられる傾向にあるようです(それ自体は一年ほど前から続いている慣習です)。
さらに、最近実装されたニコスクリプトのキーワードジャンプなどが利用されることもあります。@に続けて特定のキーワードを入力すると、動画投稿者の指定した別の動画に自動的に転送されるという機能ですが、別の動画にこのスクリプトを仕込んでおき、「@jump」などと入力させて本編動画に誘導するという方法が存在します。ただ、これは釣りに利用されることも多く、まったく関係ない動画に飛ばされたり、スクリプトを仕込んだという投稿者コメント自体が嘘で、「@jump」で画面が埋め尽くされるさまをモニタの向こうで嘲笑されているかもしれなかったりという事態がままあるようです。
そのような偽装を一切行わず、ストレートにアニメのタイトルと放映話数・サブタイトルを記してアップロードされることもあります。そういうアップロード者に対して賞賛のコメントが投稿されることもあり(賞賛コメント自体はあらゆる本編動画につけられますが)、要するに権利者を「悪い大人」と見立てた、不良の度胸試しのような性格を帯びているものと考えます。筆者は昔見た『ぼくらの七日間戦争』を思い出しましたが、それはさておき。
後輩の証言によると、深夜から数時間張りついて本編動画がアップされるのをチェックし、確認するとすぐに再生してそのまま「開きっぱなし」の状態にするそうです。一度読み込んでしまえば、削除されてもリロードしない限り動画は再生できますし、コメントは動画に関係なく投稿できます。そうやってお目当ての作品をすべて開いてから明け方ごろに就寝し、昼に起床してゆっくり鑑賞……というのが、若いユーザに広く行われている視聴スタイルだと聞きました。もちろん、ほんの2、3人の証言であり、ニコニコ動画でアニメを見ているユーザの間に限っても、どの程度一般化できるかは心もとないのですが。
実際にそれらの動画のコメントを見ると、「学校はどうした」「会社行けよ」「遅刻する」「今日は休む」などというやり取りがなされています(擬似的であれ、コメントで『コミュニケーション』が成立している数少ない例です)。そういうコメント自体は、『らき☆すた』の本編動画が深夜にアップされていたころからしばしば見られました。もちろんネット上の匿名のコメントなので、これがネタなのかマジなのかは一見しただけでは判断のしようがありませんが、未明〜早朝というかなり早い時間帯にそのようなやり取りが行われているのは確かです。
筆者が気づいたのは、リロードするとすでに削除されているおそれがあるため、最初に再生してそのまま開きっぱなしにするひとが多いということは、その動画のユニーク視聴者数がわかるのではないかということです。先週、最速であるMBSでの放送後にアップされた『マクロスF』7話は例外的に長時間削除されませんでしたが、最終的に9000再生を超えました。本編動画が長時間残ると、「15:23生存確認」というようなコメントが投稿されるようになります。そのタイムスタンプでまだ削除されていないという意味です。全般的に軽いノリで、いつ削除されるかわからないというスリルを楽しんでいるというのがユーザの実感なのではないでしょうか。
ユーザ視点に立ってみると、このような「努力」をしてまでニコニコ動画でアニメ本編動画を視聴する理由は以下のようなものだと考えられます。
UHFアニメの場合局ごとに放映日が異なり、タイムラグが大きい→最速の地域で放映されたものをすぐに見たい
最初の点、地域格差はTV放送の草創期からついて回る問題です。「全国ネット」と銘打たれている番組であっても映らない地域はたくさんあります。たとえば宮崎県などは現在でも民放が2局しかなく、TVアニメの視聴環境は劣悪などというレベルではありません。地方出身の大学新入生などからは、地元では話題になったアニメがまったく見られずに悔しい思いをしたという言葉を今でもよく聞きます。
そしてここ数年の傾向として、ゴールデンタイムのアニメが衰退し、かわってUHF局で放映される深夜アニメが激増しています。近年オタク的文脈で話題となったアニメの多くはその枠で放映されており、話題性に反して視聴できない地域が多数存在するという状況です。
『らき☆すた』は全16局ネットという、UHFアニメ史上最多クラスの放映体制をとりましたが、それでも視聴できない地域のほうがはるかに多かったのが事実で(たとえば栃木・群馬・茨城など北関東では一切放映されませんでした)、前年11局ネットで放映された『涼宮ハルヒの憂鬱』が、YouTubeをきっかけとして全国的に認知されるに到ったのと同様に、この作品もニコニコ動画で本編を視聴した未放映地域のユーザが多数存在すると考えられます。
結局、ある程度高速のインターネット環境がほぼ全国に行き渡った現在では、古くからの地域格差を引きずったTVよりも、ひとたびアップロードさえされれば全国どこでもリアルタイムで視聴できるインターネットのほうが、アニメファンにとってはメディアとして優れているという見方ができるのではないでしょうか。夢物語ですが、すべての新作アニメがTVと同じような条件で公式にネット配信されれば、アニメファンはかなり幸せになると思います。
もっとも現状、画質の点では、まだまだアナログ放送にも劣るわけで、今後の改善に期待するしかないのですが。
(ただし、オタク向けのUHFアニメの場合メインユーザは大都市圏に集中する傾向にあり、そのような地域の独立UHF局を狙ってネットしているので、現状でも採算が取れるという見方があります。もちろん公共放送の本義からすれば、それ以外の地域の潜在的ユーザを切り捨てるのはふさわしくありません)
前者の例としては、たとえば『バンブーブレード』最終話にてコジローに縋りついたキリノが彼を見上げるカットに「ゆっくりしていってね!!」という台詞とAAが投稿されて大受けしていた(ちょうどそういう顔に見えるのです)というものがあります。旧作では、若き天才アニメーター・西田達三の初作監回であり、お祝いに駆けつけた豪華すぎる原画陣が話題となった『ガイキング LEGEND OF DAIKU-MARYU』13話の本編動画で、各アニメーターの担当パートについてコメントで解説されていたりします。
後者は、たとえば『School Days』本編動画でさんざ投稿された「誠氏ね」が挙げられるでしょう。あれはまさに、ほかの連中も同じ気持ちなのだというある種の連帯感を確認する作用があったと思います。この作品に、またアニメ本編動画に限らずとも、「wwwwwwwww」が多数並ぶようなシーンでは、ウケているという感情がユーザ間で共有されているわけです。それはあくまで擬似同期であって、自分以外の他のコメントはすべて他者の感情の「痕跡」といえるような性質のものなのですが、アップロードされてから1日と経たず削除されるまでの短期間に視聴されるアニメ本編動画の場合、擬似的にせよ他の視聴者のほぼリアルタイムの反応が確認できます。もちろん、再生中に見られるのはそれ以前に投稿されたコメントばかりですが。
『マクロスF』7話をオフライン・オンラインの双方で4回見た筆者の実感としては、たしかに楽しいです。これはすごい! という回で、自分以外にも楽しんでいる人々がコメントで可視化されるのは(もちろん『みなみけ〜おかわり〜』のように、コメントのほとんどが不平不満や罵倒で、楽しんでいる自分はただただ不愉快になるばかりというケースもあります)。ニコニコ動画は最初、YouTubeの動画を引っ張ってきてコメントをかぶせる形式でしたが、現在ならGyaOやバンダイチャンネルで公式に配信されている本編動画に、そのようにコメントのレイヤーをかぶせるような仕組みを実装できれば最善なのではないかと考えています。もちろん、『ペンギン娘』『Candy Boy』のように、ニコニコアニメチャンネルで公式配信する手もありますし、それはどんどん進められるべきです。
そして先述したように、その配信がTVでの放映と同時に行われれば、現在ニコニコ動画で行われているアニメ本編動画視聴とほぼ同じものが実現できます。しかも著作権を侵害しないわけですから、お互いに得することは多いはずです。そこまでやると、もうニコニコ動画とは違う何かになってしまっている気もしますが、本編動画に関してはこのような解決策も考えられます。
是非は置いておいて、ネットでアニメを見たいのなら、すぐに削除されるニコニコ動画で見るよりもなかなか削除されない海外の動画共有サービスを利用するのが手っ取り早いのはいうまでもありません(サンライズのアニメでも消されずに残っていたりします)。もちろんGyaoなどの配信サイトも含めて。そのような動画へのリンクを羅列するポータルサイトも最近は増えつつありますし、実際そのルートも確保している、と後輩は証言していました。そしてこういう人々、実はデジタルテレビもハードディスクレコーダーもちゃんと揃えていることも多いのです。
それでもニコニコ動画で、深夜に張り付いてまで本編動画を見ようとするのは、結局「ニコ動でおまいらと一緒に見たいんだ」という意識のためではないかと思います。「VIP板に集まるやつがVIPPERになるだけではなく、VIPPERだからVIP板に集まる」というのと同じで、自己規定と場への帰属意識がないまぜになった感情があるのでしょう。
また、彼処にはアニメ本編動画を利用したMADも多数投稿され、ある程度同じと思われるユーザ層に楽しまれていますが、それらと本編動画がシームレスにつながっているわけです。アニメ本編は別のところで視聴して、MADだけをニコニコ動画に見に行くという「分断」がある種の煩わしさを感じさせるのは想像に難くありません。そういう、ニコニコ動画という場が楽しいという人々が、ニコニコ動画の一コンテンツとしてアニメ本編動画を視聴しているという状況だからこそ、運営氏ね権利者氏ねといいつつ現在でも本編動画のアップロードがなくならないのではないでしょうか。
これらの話は、現在執筆中の「オタク趣味は貧者の趣味なのか?」中編、アニメの視聴形態の変化にもかかわってくる内容です。ひとまず、ニコニコ動画でのアニメ鑑賞の最新の実態について、先に述べさせていただきました。
文中でニコニコ動画に集まる人々を「ぼくらの七日間戦争」に比していますが、この文脈で語るとするならば、ぼくらの七日間戦争が校則という無根拠で無制限に生徒を縛る権力に対する反抗の物語であったように、ニコユーザは「著作権」という自分たちを縛る権力に対する反抗としての祭りを楽しんでいるということになるでしょうか。しかし規則というのはそれがなくなったとき、初めてそれが何を守っていたか分かるもののような気がします。「ぼくらの七日間戦争」がヒットし、過剰な校則による子供たちの自由の束縛が問題視されるような時代の風潮に推されて校風のリベラル化が進んだ結果教育の現場で何が起こったか。学級崩壊。モンスター化する親。欲望を律することのない社会がどれだけ無秩序なものになるか、非常に分かりやすい例だと思います。ニコニコという「七日間戦争」が権利者を突き上げるものだとすれば、その先に待つのはモンスター化したユーザによるアニメ業界の崩壊ではないかと思えてなりません。>『らき☆すた』『天元突破グレンラガン』『魔法少女リリカルなのはStrikerS』『おおきく振りかぶって』『ハヤテのごとく!』このうち、BS・CSなどの方法も含めて実質的に全国ネットされていなかったのは『らき☆すた』のみと言えます。そして『らき☆すた』のヒットはニコニコによる影響というよりむしろ、京都アニメーション制作というネームバリューによるものが大きいとも言えます。(全国ネットされていない=角川アニメという条件でいえば昨年放送されたレンタルマギカもそうですが、レンタルマギカがらき☆すたクラスのヒットになっていないことはお分かりのことと思います)余談ですが、頑なに全国ネット可能なCS系でのアニメ配信を拒む角川グループが、上記の七日間戦争シリーズの発行元であるのは皮肉なことです。>現在ならGyaOやバンダイチャンネルで公式に配信されている本編動画に、そのようにコメントのレイヤーをかぶせるような仕組みを実装できれば最善なのではないかと考えています。公式配信側がなぜニコニコのようなサービスを渋るのか、一番の問題点が上記の動画に顕れていると思います。上記は元々、一部の好事家の間では評判の高かったガイキング超作画回ですが、コメントを見ると「これのどこがすごいの?」という疑問・嘲笑の方が目立ちます。これが公式であったならどうなるか。作画乱れや脚本への不満に対して一斉に罵倒コメントが並ぶことも考えられます。公式配信で自由なコメントを許すというのは配信側にとって非常なリスクであることは、公式掲示板ですら管理者のチェックを通している現在、技術的な問題だけでは解決できない壁があると思います。

 

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